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HashMapクラス
ここではHashMapクラスを見ていきます。HashMapは連想配列とも呼ばれ、要素を格納する時に要素に対応するキーを合わせて登録します。例えば商品に関する値段を登録していく場合、商品の値段を要素として登録すると同時に商品名をキーとして登録することで、商品名を使って商品の値段を取り出すことが出来るようになります。
HashMapを使うには、まずHashMapクラスのオブジェクトを作成します。HashMapクラスのコンストラクタの1つは下記のようになっています。
HashMap public HashMap()
デフォルトの初期容量 (16) とデフォルトの負荷係数 (0.75) で空の HashMap を作成します。
初期容量は最初にどれくらいの要素を格納できる領域を確保するかです。足りなくなれば自動的に拡張されます。また負荷係数とは容量をいつのタイミングで拡張するかを表すものです。負荷係数が0.75の場合は全容量の75%まで要素で埋まったら領域を拡大するということになります。
次にnew演算子を使ってHashMapのオブジェクトを作成します。
HashMap<型1,型2> 変数名 = new HashMap<型1,型2>();
HashMapの場合は型を2つ指定します。1つ目はキーの型、2つ目は格納する要素の型となります。例えばキーをInteger型、要素をString型とした場合は下記のような感じとなります。
HashMap<Integer,String> map = new HashMap<Integer,String>();
キー 要素 ------------------- 1000 テレビ 1001 ビデオ 2000 エアコン
また、キーをString型、要素をString型とした場合は下記のような感じとなります。
HashMap<String,String> map = new HashMap<String,String>();
キー 要素 ------------------- テレビ Television ビデオ Video 時計 Watch
では、次のページで要素の格納と取り出しについて確認します。
( Written by Tatsuo Ikura )