先頭又は最後の空白を取り除く(trim)

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文字列に先頭又は最後に空白文字がくっ付いている場合、それらを全て取り除きます。

文字列のコピーを返します。先頭と最後の空白は省略されます。

この String オブジェクトが空の文字列を表す場合、あるいはこの Stringオブジェクトによって表
される文字シーケンスの最初と最後の文字のコードがどちらも「¥u0020」(空白文字) より大きい場
合は、この String オブジェクトへの参照が返されます。 

文字列内に「¥u0020」より大きいコードの文字がない場合は、空の文字列を表す新しい String オ
ブジェクトが生成されて返されます。 

戻り値:
  この文字列の先頭と最後の空白を削除したコピー、またはこの文字列 (先頭と最後に空白が存在し
    ない場合)

このメソッドは、例えば外部のファイルなどからデータを読み込んだ時に、文字列の先頭や最後に空白が含まれてしまっているのを取り除きたい場合に使われます。

使い方としては下記のような感じです。

"  Good Morning  "という文字列があった場合

"  Good Morning  ".trim()  -->  "Good Morning"

先頭又は最後に空白がある場合は、何文字合っても全て取り除きます。また文字列の先頭又は最後以外に含まれている空白はそのままです。

サンプルプログラム

では実際に試してみましょう。

testString4.java

class testString4{
  public static void main(String args[]){
    String str1 = new String(" Good Morning   ");

    System.out.println("元の文字列「" + str1 + "」");
    System.out.println("文字数は" + str1.length() + "です");

    String new_str1 = str1.trim();

    System.out.println("空白を取り除いた文字列「" + new_str1 + "」");
    System.out.println("文字数は" + new_str1.length() + "です");
  }
}

上記を実際にコンパイルして実行してみると下記のようになります。

p4

( Written by Tatsuo Ikura )