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標準クラスの使い方
整数の場合であればint型、文字であればchar型などJavaでは基本的な値を取り扱うためのデータ型が用意されています。ただ文字列を取り扱う為の基本データ型は用意されていません。その代わり標準クラスとしてStringクラスが用意されています。
Javaでプログラムを作成するにはクラスを自分で定義し、そのクラスからモノを作り処理をさせます。標準クラスは、効率良くプログラムを作成できるように予め定義されているクラスのことです。この標準クラスは自分で定義したクラスと同じように扱うことができます。
標準クラスは様々なものが用意されていますが、代表的なものがStringクラスです。Stringクラスは文字の集合である文字列を取り扱うためのクラスです。
クラスからオブジェクトを作成する
自分で定義したクラスであっても標準クラスとして用意されたクラスであってもクラスはあくまでも設計図であり、クラスからオブジェクトというモノを作って初めて利用することができます。詳しくはクラスのページで解説を行いますがクラスからオブジェクトを作成するには次のように行います。
クラス名 変数名; 変数名 = new クラス名(引数, 引数, ...);
オブジェクトを作成するには配列の場合と同じくnew演算子を使います。作成されたオブジェクトは変数に代入されることになります。
クラスのオブジェクトが代入される変数の型名にはintなどの基本データ型以外にクラス名を指定することもできます。クラス名を指定して変数を宣言した場合には、その変数には指定したクラスから作成されたオブジェクトが代入されることになります。
例えばStringクラスの場合には次のようになります。
String name; name = new String();
Stringクラスのオブジェクトを作成し変数「name」に代入しています。
このように標準クラスであっても基本データ型と同じように変数に代入したり取り出したりして利用することができます。では次のページからStringクラスの具体的な使用方法を確認していきます。
( Written by Tatsuo Ikura )