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要素の格納と取り出し
では実際に要素を格納してから取り出してみます。
まず要素の格納方法ですが、LinkedListクラスで用意されている"add"メソッドを使います。
add public boolean add(E o)
リストの最後に、指定された要素を追加します。 パラメータ: o - リストに追加される要素 戻り値: true (Collection.add の一般規約に従う)
"add"メソッドを使った場合は、最後に追加されます。これはArrayListクラスの場合と同じです。
次に追加する場所を指定して要素を追加する方法です。同じ"add"メソッドで引数の異なるメソッドが用意されています。
add public void add(int index, E element)
リストの指定された位置に、指定された要素を挿入します。現在その位置にある要素と後続の要素は 右に移動します (インデックス値に 1 を加算)。 パラメータ: index - 指定された要素が挿入されるインデックス element - 挿入される要素 例外: IndexOutOfBoundsException - 指定されたインデックスが範囲外の場合 (index < 0 || index > size())
指定したインデックス番号の位置に要素を追加します。該当のインデックス番号に元々あった要素と、それ以降の要素のインデックスは「+1」ずつされます。
またリストの先頭及び最後に要素を追加するためのメソッドが別に用意されています。
addFirstメソッド:
addFirst public void addFirst(E o)
リストの先頭に、指定された要素を挿入します。 パラメータ: o - リストの先頭に挿入される要素
addLastメソッド:
addLast public void addLast(E o)
リストの最後に、指定された要素を追加します。add メソッドと同じ機能ですが、一貫性のために提 供されています。 パラメータ: o - リストの最後に挿入される要素
次に格納された要素を取り出します。LinkedListクラスで用意されている"get"メソッドを使います。
get public E get(int index)
リスト内の指定された位置にある要素を返します。 パラメータ: index - 返される要素のインデックス 戻り値: リスト内の指定された位置にある要素 例外: IndexOutOfBoundsException - 指定されたインデックスが範囲外の場合 (index < 0 || index > size())
指定したインデックス番号の位置にある要素を取得します。
実際の使い方は下記のような感じとなります。
LinkedList<String> array = new LinkedList<String>(); array.add("日本"); array.add("ブラジル"); array.add("イングランド"); array.add(1, "ポルトガル"); String country = array.get(2);
サンプルプログラム
では実際に試してみます。
import java.util.LinkedList; class collectionTest6{ public static void main(String args[]){ LinkedList<String> array = new LinkedList<String>(); array.add("日本"); array.add("ブラジル"); array.add("イングランド"); array.add(1, "ポルトガル"); for (int i = 0 ; i < array.size() ; i++){ String country = array.get(i); System.out.println(country); } } }
上記をコンパイルして実際に実行してみると下記のようになります。
上記のサンプルでは、現在リストの格納されている要素数を取得するためにLinkedListクラスで用意されている"size"メソッドを使いました。
size public int size()
リスト内にある要素の数を返します。 戻り値: リスト内の要素数
( Written by Tatsuo Ikura )