条件式がfalseの時の処理(if..else)
if文を使えば条件式がtrueの時だけ行う処理を記述できますが、条件式がfalseだった場合の処理も合わせて記述することができます。その場合の書式は次の通りです。
if (条件式){ trueの時に実行する文1; trueの時に実行する文2; ... }else{ falseの時に実行する文1; falseの時に実行する文2; ... }
条件式を評価し、trueだった場合には条件式の後のブロック内の文を実行し、falseだった場合にはelseの後のブロック内の文を実行します。条件式の評価は必ずtrueかfalseになるためどちらか一方のブロック内の文だけを実行することになります。
なお実行する文が1つだった場合には「{」と「}」を省略して次のように記述することもできます。
if (条件式) trueの時に実行する文; else falseの時に実行する文;
実際には次のように記述します。
int num = 90; if (num > 80){ System.out.println("合格です"); }else{ System.out.println("不合格です"); }
上位の例では変数「num」の値が80より大きかった場合には「合格です」と画面に表示します。そして変数「num」の値が80以下だった場合には「不合格です」と画面に表示します。
サンプル
では簡単な例で試しておきます。
class JSample2_1{ public static void main(String args[]){ for (int i = 0 ; i < 5 ; i++){ if (i % 2 == 0){ System.out.println(i + "は偶数です"); }else{ System.out.println(i + "は奇数です"); } } } }
コンパイル後に実行すると次のように表示されます。
前のページのサンプルと同じ結果となりますが、前のページでは2つのif文を使って偶数と奇数を別々に判別に処理を実行していました。今回は一つのif文で偶数の時と奇数の時の処理をそれぞれ実行しています。
( Written by Tatsuo Ikura )