プログラムの整形
ここではプログラムを記述する上での空白や改行の取り扱いについて確認します。今まで使ってきたサンプルを今一度見てください。
class sample{ public static void main(String args[]){ System.out.println("こんにちは"); } }
これを例えば次のように記述することもできます。
class sample { public static void main(String args[]) { System.out.println("こんにちは"); } }
上記は「{」の前に改行を入れたものです。Javaのプログラムでは、単語の途中でなければ自由に空白や改行を入れることができます。その為、あまりお薦めはできませんが次のように記述をしても間違いではありません。
class sample { public static void main(String args[]) { System.out.println("こんにちは"); } }
また空白も同様です。よく使われるのはブロック(「{」から「}」までのことだと考えて下さい)毎にインデントとして行の先頭に空白を入れて、どこからどこまでが同じブロックなのかが分かるようにすることです。例えば空白が無い場合は次のようになります。
class sample{ public static void main(String args[]){ System.out.println("こんにちは"); } }
どこからどこまでがメソッドなのかとても分かりにくいです。そこでメソッドならメソッド、クラスならクラスでインデントを使うと見やすくなります。よく使われるのは空白4文字です。
class sample{ public static void main(String args[]){ System.out.println("こんにちは"); } }
※4文字のインデントにすると1つの文の横幅が長くなりホームページに掲載しにくいため、解説するときはインデントを2文字にしています。
改行や空白はどこでどれだけ入れても構いませんが、単語などの途中で入れることはできません。例えば次のように「class」の途中で空白を入れるのはエラーとなります。
cla ss sample{
public static void main(String args[]){
System.out.println("こんにちは");
}
}
どのような記述するのかは自由ですが、常に同じような方法で記述するようにすることで見やすくもなりますし単純な記述ミスを防止することもできます。
( Written by Tatsuo Ikura )