文の記述

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ここまで説明してきたとおり、Javaではクラスの中で定義したメソッドの中に実行したい処理を記述していきます。

処理には演算をしたり何かを出力したりといったことを行うのですが、Javaでは実行する1つの処理を「文」と読んでいます。1つのメソッドでは複数の処理を行うことができますので1つのメソッドの中に複数の文が含まれることになります。

また文の最後にはセミコロン(;)を付け1つの文がどこまでなのかを明確にします。

次の例を見てください。

class sample{
  public static void main(String args[]){
    System.out.println("こんにちは");
    System.out.println("お元気ですか");
    System.out.println("さようなら");
  }
}

mainメソッドの中には3つの文が含まれています。次の3つです。

System.out.println("こんにちは");
System.out.println("お元気ですか");
System.out.println("さようなら");

これらは1つの文毎に改行していますが改行には意味はありません。次のように記述しても同じです。

class sample{
  public static void main(String args[]){
    System.out.println("こんにちは");System.out.println("お元気ですか");
    System.out.println("さようなら");
  }
}

文の区切りはセミコロン(;)までとなっていることに注意して下さい。

メソッド内にて文が実行される順番

文は1つの文毎に実行されていきます。そして複数の文があった場合には記述された順に実行されていきます。

では実際に試してみます。

class sample{
  public static void main(String args[]){
    System.out.println("こんにちは");
    System.out.println("お元気ですか");
    System.out.println("さようなら");
  }
}

上記を「sample.java」として保存し、コンパイルしてから実行してみます。

p4-1

mainメソッド内に記述した順に文が実行されているのが確認できます。

念のため、文の順番を替えて試してみます。

class sample{
  public static void main(String args[]){
    System.out.println("さようなら");
    System.out.println("お元気ですか");
    System.out.println("こんにちは");
  }
}

上記を「sample.java」として保存し、コンパイルしてから実行してみます。

p4-2

やはり記述した順に文が実行されているのが確認できました。

( Written by Tatsuo Ikura )