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@deprecatedタグ
「@deprecated」タグはクラスやメソッドなどを「非推奨」として表示する場合に使います。(非推奨とは、使用は出来ますが使用すべきではないことを示すものです)。
@deprecated deprecated-text 非推奨を明示する 記述場所 : 概要、パッケージ、クラス、インターフェース、フィールド、メソッド 複数記述 : 不可 出力形式 : 推奨されていません その他 :
非推奨になった理由などを文字列として指定します。使い方としては次のようになります。
/** * コメントの説明文 * @deprecated 別のメソッドに置き換えられました */
また、代替するメソッドやクラスなどへのリンクを合わせて指定します。リンクには{@link}タグを使います({@link} タグについては別のページで詳しく見ていきます)。
/**
* コメントの説明文
* @deprecated 別のメソッドに置き換えられました {@link #setScale()}
*/
@deprecatedで指定した文字列は「推奨されていません」と言う文字列と合わせてコメントの説明文の前に表示されます。
サンプル
では簡単な例で試してみます。
/**
* Javadocテスト用クラス
*/
public class Sample05{
/**
* サイズの設定
* @param width 幅
* @param height 高さ
* @deprecated 別のメソッドに置き換えられました {@link #setScale(int, int)}
*/
public void setSize(int width, int height){
}
/**
* サイズの設定
* @param width 幅
* @param height 高さ
*/
public void setScale(int width, int height){
}
}
では上記のソースコードを「Sample05.java」の名前で保存し、その保存したディレクトリで次のように実行して下さい。
javadoc -d doc Sample05.java
「doc」ディレクトリ内にある「Sample05.html」ファイルをブラウザで見てください。
「@deprecated」タグで指定した内容は、コメントの説明文よりも前に表示される点に注意して下さい。
※現在では非推奨メソッドやクラスなどの前に「@Deprecated 注釈」を付けることが推奨されています。
( Written by Tatsuo Ikura )
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