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Point2D.DoubleクラスとPoint2D.Floatクラス
Point2Dクラスは座標を表すx座標とy座標の2つの値を保持する為に利用されるクラスです。
クラス図は次のようになっています。
- java.lang.Object
- java.awt.geom.Point2D
- public abstract class Point2D extends Object implements Cloneable
Point2Dクラスはabstractクラスとなっていますので実際に使用する場合はサブクラスであるPoint2D.DoubleクラスとPoint2D.Floatクラスを利用します。
Point2D.Doubleクラス
Point2D.Doubleクラスは座標の値としてdouble型の値を使用するクラスです。
クラス図は次のようになっています。
- java.lang.Object
- java.awt.geom.Point2D
- java.awt.geom.Point2D.Double
- public static class Point2D.Double extends Point2D implements Serializable
コンストラクタは次の2つが用意されています。
コンストラクタ |
---|
Point2D.Double() 座標 (0, 0) で Point2D を構築および初期化します。 |
Point2D.Double(double x, double y) 指定された座標で Point2D を構築および初期化します。 |
1番目のコンストラクタは座標の初期値として(0, 0)を指定した場合と同じです。それでは2番目のコンストラクタを確認してみます。
Point2D.Double public Point2D.Double(double x, double y)
指定された座標で Point2D を構築および初期化します。 パラメータ: x - 新しく構築される Point2D の X 座標 y - 新しく構築される Point2D の Y 座標
1番目の引数でx座標を2番目の引数でy座標をそれぞれdouble型の値で指定します。
具体的には次のように記述します。
Point2D.Double point = new Point2D.Double(10.0d, 10.0d);
Point2D.Floatクラス
Point2D.Floatクラスは座標の値としてfloat型の値を使用するクラスです。
クラス図は次のようになっています。
- java.lang.Object
- java.awt.geom.Point2D
- java.awt.geom.Point2D.Float
- public static class Point2D.Float extends Point2D implements Serializable
コンストラクタは次の2つが用意されています。
コンストラクタ |
---|
Point2D.Float() 座標 (0, 0) で Point2D を構築および初期化します。 |
Point2D.Float(float x, float y) 指定された座標で Point2D を構築および初期化します。 |
1番目のコンストラクタは座標の初期値として(0, 0)を指定した場合と同じです。それでは2番目のコンストラクタを確認してみます。
Point2D.Float public Point2D.Float(float x, float y)
指定された座標で Point2D を構築および初期化します。 パラメータ: x - 新しく構築される Point2D の X 座標 y - 新しく構築される Point2D の Y 座標
1番目の引数でx座標を2番目の引数でy座標をそれぞれfloat型の値で指定します。
具体的には次のように記述します。
Point2D.Float point = new Point2D.Float(10.0f, 10.0f);
Point2D.DoubleクラスとPoint2D.Floatクラスは内部に保持する2つの値がdouble型かfloat型かの違いがあるだけですので次のページ以降では基本的にPoint2D.Doubleクラスについて内容を確認していきます。
( Written by Tatsuo Ikura )