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TableRowクラスの定義とコンストラクタ
続いてTableRowクラスについて確認していきます。TableRowクラスはテーブルにおける行に相当するクラスであり、レイアウトに配置するビューはTableRowクラスのオブジェクトに格納していくことになります。
ではまずTableRowクラスの定義を確認します。クラス図は次のようになっています。
- java.lang.Object
- android.view.View
- android.view.ViewGroup
- android.widget.LinearLayout
- android.widget.TableRow
TableRowクラスはViewGroupクラスのサブクラスとなっています。TableRowクラスは特別なクラスで他のViewクラスのオブジェクトを子として含むことができます。
TableRowクラスのオブジェクトを本来の目的で利用するためにはTableLayoutクラスの子ビューとして利用して下さい。TableLayoutクラスのオブジェクト以外の子ビューとして利用した場合は、配置の方向が水平方向に設定されたLinearLayoutクラスと同じ扱いとなります。
TableRowクラスのコンストラクタ
TableRowクラスを利用するにはコンストラクタを使ってTableRowクラスのオブジェクトを作成します。どのようなコンストラクタが用意されているか確認してみます。
コンストラクタ |
---|
TableRow(Context context) |
TableRow(Context context, AttributeSet attrs, Map inflateParams) |
コンストラクタは2つ用意されています。1番目のコンストラクタ以外は詳細は不明です。
1番目のコンストラクタの場合、引数には「Context」クラスのオブジェクトを指定します。ここでは自分自身を表す「this」を指定して下さい(画面を作成する「Activity」クラスは「Context」クラスのサブクラスとなっており、作成しているクラスは「Activity」クラスを継承して作成しています。すなわち作成しているクラスは「Context」クラスのサブクラスです)。
具体的には次のように記述します。
import android.app.Activity; import android.os.Bundle; import android.widget.TableLayout; import android.widget.TableRow; public class Test extends Activity { @Override public void onCreate(Bundle icicle) { super.onCreate(icicle); TableLayout tableLayout = new TableLayout(this); setContentView(tableLayout); TableRow tableRow = new TableRow(this); } }
( Written by Tatsuo Ikura )