- Home ›
- Android入門 ›
- コマンドラインでの開発手順 ›
- HERE
adbコマンドを使ったシェルの起動
コマンドラインからAVD(Android仮想デバイス)などのシェルを起動する方法について解説します。シェルを起動することで、デバイス上のファイルを操作したりコマンドを実行することができます。
まずはコマンドラインから今回対象となるデバイスを指定してエミュレータを起動します。
エミュレータが起動するまで待って下さい。
次に adb shell コマンドを使って対象となるデバイスのシェルを起動します。書式は次のとおりです。
adb [-s シリアルナンバー] shell
デバイスが1つしかない場合はシリアルナンバーの指定は省略できます。現在接続可能なデバイスのシリアルナンバーは adb devices コマンドを使って取得できます。
adb devices
今回の場合、シリアルナンバーは「emulator-5554」ということが分かりました。ではシェルを起動してみます。
adb -s emulator-5554 shell
シェルが利用できる状態になると「#」が表示されます。シェル起動直後は枯れんとディレクトリはルートです。
ではファイル一覧を取得してみます。次のように実行して下さい。
# ls -la
このようにシェルを起動して、Android実機や仮想デバイスに対して直接コマンドを実行することができます。
シェルを終了させる場合は「exit」と実行して下さい。
以上でコマンドラインからプロジェクトを作成し、アプリケーションのインストールと実行までを確認できました。
( Written by Tatsuo Ikura )